はじめまして、桐原と申します。 これは、私の嫁が事故にあった時の体験談なんですが、 長男を朝から保育園に送ろうと家を出ました。 我が家の前は道が狭く100メートル程先に行くと見通しの悪い急カーブがありました。そこは事故も多く毎回運転の際は気をつけていました。その日もいつもと変わらず運転していると対向車が来ていたのでスピードを落としました。 しかし、対向車は私の車に向かってきて「危ない」と思った時には正面から衝突していました。あまりの衝撃にパニックになりながらも長男を抱えて車の外に出ました。車の後輪は側溝に落ち、エアバックが飛び出し煙が出ていました。その時は長男を車から遠ざけることに必死で自分の怪我の痛みはあまり感じていませんでした。頭を打っていたため救急車が到着後、救急隊の方に動かないでと怒られました。 その日に私と長男は搬送され検査。幸いどちらとも異常はなかったため入院等はありませんでした。ただ、事故の代償は大きく車は廃車。鞭打ちの後遺症により気圧の変化が大きい日は頭痛、酷い時には吐き気もありました。 3ヶ月通院しましたが完治はしませんでした。 ある日治療のために病院の待合室で待っていると事故の相手が後ろに座っていました。私に気づいていない様子で事故の内容について「なぜこんなにこっちがお金を出さなきゃいけないの!」と文句を言っていました。警察との事情聴取ではぶつかった時のことは覚えていないと言っていた事にこちらは唖然としたのにこんな言われ方をするなんて…。 廃車にしにしなくてもいい車を廃車にし、おわなくてもいい怪我をしたのはこちらの方なのにと涙が出ました。 流石に頭にきたのでこの事を主人に相談しました。事故の状況なども踏まえてどちらも走行中で動いていた為、最初9:1と言われていましたがこちらは精一杯に左によけ、溝にまで落ちていた事を考えても10対0しかありえないと思い、保険会社を通し弁護士を入れて結果的に10:0にしてもらえることが出来ました。 事故に関してはケースバイケースだと思いますが、自分に非がないのであれば細かい状況や、その時の周りの状況なども詳しく伝えることがその後の比率にも影響するということが証明できた体験でした。
交通事故の体験
投稿日:2022年3月1日 更新日:
執筆者:admin