友達2人を乗せて、軽自動車1台で長野県の軽井沢へ遊びに行った時のことです。
4時間ほど高速道路を走らせて、いよいよ観光地に向かおうとしていた頃に起こりました。
信号待ちの渋滞。のろのろと進んでは停止を繰り返しつつ、どこのお店に行くか、後部座席の友達と楽しく談笑していました。
その間、バックミラー越しに、後ろの車が営業車らしいことは確認していました。白い普通車に、リアウィンドウが埋まるほど段ボールを積み込んでおり、それを片手で抑えながら運転しているのが見えました。
数分が経過して、また赤信号に変わって停止すると、背後からどんっと衝撃。友達が混乱した様子で、私の顔と後ろの車を何度も見ていましたが、私は意外と冷静に、追突されたことを理解しました。
渋滞中の出来事でしたが、そのままその場に止まれば更なる渋滞を引き起こすことは間違いありません。少し進んだところにある交差点で脇道にそれることにしました。後ろの車の運転手もそのあとについてきて、車の流れがないところでお互いに下車。相手はおとなしそうな男性で、始終申し訳なさそうにしていました。彼は仕事中のことでしたから、さぞ肝が冷えたことと思います。
車の状況を写真に収めてから、警察を呼びました。(格安スマホだったので110番が使えず、現地の警察署の電話番号を調べるハメになりました)
警察も渋滞を把握していたようで、人身事故もなく自走できる状態であることを説明すると、最寄りの警察署まで来るよう指示されました。
土地勘がないのでナビを設定して移動し、気付けば事故発生から警察署でお互いの電話番号を交換して解散するまで、1時間ほど経過。その後の観光中にも何度か保険会社から連絡があり、なかなか気疲れする旅でした。
後日男性から、信州限定のとても美味しそうな菓子折りが届き、同乗していた友達と分け合って頂きました。丁寧なお手紙に、お互い面倒なタイプの人間じゃなくて良かったなぁと思ったのを覚えています。
まとめ
渋滞中だからスピードもなく小さな追突事故でしたが、渋滞だからこそ注意力が散漫になって起こった事故とも言えます。帰省ラッシュなどの渋滞に遭遇したら、運転手の集中力が切れないように気をつけたいものです。