娘は当時医学部医学科の4年生でした。大手予備校でTAのアルバイトをしており、毎週金曜日は夜10時過ぎまで勤務で、バイクに乗って帰ってきます。その日もいつも通りアルバイトを終え、バイクでの帰宅途中でした。時間的に人も車通りも少ない時間帯ですが、自宅に近い信号のない横断歩道で歩行者が渡っていたため停車していたところ、後ろから自家用車に追突されました。自家用車の方も直前で気づいたようで急ブレーキを踏んだけれど間に合わなかったようです。娘はバイクごと倒され道路上に投げ出されました。 自家用車を運転していた人は若い男性で、すぐに車から出てきて声をかけてくれたようです。娘が自力で起き上がり、返事ができたのを確認して、警察を呼んでくれていました。娘からはすぐに自宅に電話連絡があり、大急ぎで私が現場にかけつけたときは立ち上がって事故の相手の運転手さんと一緒にいました。そこでお互いに保険に入っていることを確認し、保険会社に連絡をしました。ほどなく警察が来て検分をし、連絡先を交換しその場はいったん別れることになりました。娘と私は救急車は呼ばなかったものの、ウォークインの救急外来に直行し、X線やCTなどで検査をしていただきました。また、翌朝すぐにこちらの保険の代理店の方からお電話をいただき、弁護士特約がついているので利用してはどうか、という提案をいただきました。弁護士さんもこちらで選んでいいとのことでしたので、知り合いの弁護士さんに相談したところ、すぐについて下さることになり、保険も0:10で全額先方に払っていただくことになり、その後もいろいろとアドバイスをいただきました。 娘に外傷や骨の損傷はありませんでしたが、腰を強く打っていて普通に歩くのは難しい状態でした。それでも病院の診断書は「全治2週間」で、それについても弁護士さんに尋ねたら「全治2週間だと起訴されないから」みたいな説明を受けました。到底納得はいきませんでしたが仕方ありません。その後は結局2か月の通院、4か月鍼灸院への通院、またバイクで通学していましたので、バイクに再び乗れるようになるまでの通学のタクシー代、壊れたバイクの修理代、そして慰謝料など合わせ、約200万円を払っていただきました。お世話になった弁護士さんは「街の弁護士さん」という感じで、事故の処理にも慣れていらしたようです。弁護士さんが間に入ってくださったおかげで、こちらの要求通りのお支払いをいただいたのだと思います。今でも大変感謝しております。しかしながら、交通事故は結局はどんなに痛い思いをしても、不便な思いをしても、お金で解決するしか方法がないことを実感し、決して被害者にも加害者にもなってはいけないと娘も私も学びました。
自動車保険の弁護士特約で利用させていただきました
投稿日:2023年9月1日 更新日:
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